生前によく話し合って欲しいと思う

今日はお父様の宗教について、お葬式、お墓でお悩みのKさんより頂きました。ありがとうございます。宗教はご本人にとって心の支えのようなものですから、本当に悩みますよね。
父が亡くなって今年で23回忌となりましたが、悩んでいる事があります。
父の趣味は読書で、生前は暇を見つけては読書ばかりしていたので、本の量は膨大な数でした。
遺品の整理は母と衣類の整理や手紙などをして、本はどうするか母に聞くと、本は今すぐには手をつけられないし、もう少しこのままにしていて欲しいといわれたので、2年位はそのままにしておきました。
しかし、父が亡くなる少し前にあの阪神淡路大震災も起きた為に、膨大な本は非常に危険に感じていて何か対策を取るか処分するか決めて欲しいと母を説得して、整理にかかりましたが、膨大すぎて手がつけられないので、古本屋に頼みました。
全ての本を買い取ってもらう事はできませんでしたが、3分の2位の本は買い取ってもらえたので、後は自分たちでやっと整理できる段階となりました。
本を束ねたり、残しておく本を選別していると、ちょっと不思議な本が出てきました。
これなんだろうね?と母に聞くと母も怪訝そうにじっとその本のようなノートのような物をパラパラと見た後に、もしかしたら?と思い当る節があるような感じでキリストに関する本などがあり、改宗してキリスト教になったのかもしれないと母がポツリと言ったのですが、定かではなさそうでした。
父と母は20年以上父の仕事の関係で別居生活をしており、いわゆる単身赴任だったので、月に一度家に帰ってくる位の生活でしたので、私も小学生までは父と生活を共にしていましたが、その後は父のプライベートな時間はよくわかりません。
母も父と話をするのは子どもの話はするでしょうが、父がキリスト教に改宗したとポツリと言っても気にもとめなかったのかもしれません。
父の葬儀は仏教の曹洞宗で行いました。当然お墓も寺にあります。
知らなかったとはいえ、申し訳ないことをしたのかなと今でも悩んでいます。
本当にごめんね。大好きだったお父さんへ。