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2018-09-02

父への想いを強く感じる遺品がでてきた

今日はKさんより、船乗りだったお父様のお話です。
お父様の残した本にはお父様のメモがあり、それを見ると形見のように感じるそうです。本当、家族の絆はすばらしいです。ありがとうございました。


昨年の暮れに母が亡くなってしまい、葬式の後の49日法要が終わってから遺品の整理を行いました。

兄もいるのですが他県に住んでいて、私が同居をしていたので私が暇をみて片付けることにしました。
母の服は家族で着られるものを取ってもらい、そのほかのものは捨てるのももったいないので近くのショッピングセンターのリサイクルコーナーに持っていきました。

たくさんの服が掛かっていたクローゼットが少し開けてくると、奥にある棚から様々な小物がでてきました。一緒に暮らしていて、正直に言って無精者に見えていた母ですが、その印象逆に小物は細かく整理がされているようでした。

母の別の一面を垣間見て、故人に対してある程度誤解をしていたのだと感じ、何だか少し詫びたい気持ちになっていきました。

小物は通帳に印鑑といったものから、田舎の家の権利書に祖父や父の葬式のときのことを記録をしている書類までといろいろありました。

そんな小物の山の整理を進めていくと、クローゼットの片隅に大きな袋がありました。それはまわりが厚手のビニールで覆われている丈夫な紙袋でした。

何だろうと中を覗いてみると、そこには船乗りだった父が、若いころ使っていた船舶関係の本やその関係の辞典などのようなものが入っていました。

その本を開いてみると父の字でメモ書きがあり、それらを見ていると子どものころの思い出を思い出して胸が熱くなってしまいました。

父がなくなってから十数年が経っています。ですが、母は父が使っていた本などを捨てることができず形見のようにして持っていたのです。その思いを考えると涙も流れてきました。

普段の生活からは想像ができませんでしたが、母は父のことをそこまで思っていたのです。そういう母の思いを胸に抱きながらその後の遺品整理を行いました。

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※ブログの記事は、遺品整理、生前整理等に関する体験談を公募して書いて頂いたものです。当事務所のお客様の声ではありません。
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