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2017-03-11

残された祖父の行動、祖母の遺品整理

Yさんから愛する妻に先立たれた祖父のことを書いてくれた記事を頂きました。ありがとうございます。将来、わが身も同じかもとふと思った次第です。


母方の祖母が亡くなり間もなくして、祖父が祖母の遺品整理を始めました。

始めは、「好きなようにさせてあげよう。」と家族も様子を見守っていたのですが、ある日庭先で祖父がたき火を始めたと思ったら祖母の洋服や着物を火の中に放り込み始めたのです。

私の母やおば達が丁度祖父の家に来ていた時で、形見分けをしたいと話をしていたところにその事件が起きました。

すかさず私の母やおば達が止めに入ってその時は、それ以上は遺品を処分せずに終わりました。

その時に形見分けをすれば良かったのかもしれませんが、母達も事件が起きてしまったショックと祖父も動揺しているのだろうと周りが察してその日は、形見分けなどをせずに帰りました。しかし数日後に祖父の家に行った時には、祖母の遺品はほぼ処分されていました。
結局は、庭先で燃やしてしまったそうです。

私の母やおば達は、着物とかを少し残したいと思っていたようですが、燃やせるものは全て燃やしてしまった後でした。

祖父は、自営業で仕事をしていたのと趣味も特になかったので家で祖母と一緒にいることが多かった為、一人になってしまった事が相当精神的にショックだったようです。遺品を処分した時の記憶は、ほとんどなかった様子でした。

後でわかったのは遺品を処分していた時には、すでに祖母を亡くしたことによるショックで認知症の症状が始まっていたと言う事でした。

祖母の遺品もなくなり完全に自分だけになってしまった祖父は、あっという間に認知症が進み持病が悪化し、祖母を追うように亡くなりました。

祖父の祖母の遺品を処分してしまった出来事はショックでしたが、祖父の気持ちを考えると無きにしも非ずの出来事だったのかと思います。

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※ブログの記事は、遺品整理、生前整理等に関する体験談を公募して書いて頂いたものです。当事務所のお客様の声ではありません。
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