姉妹で父の遺品整理をしました

今日は姉妹で遺品整理をしたというKさんから頂きました。ありがとうございます。久しぶりの実家で思い出を噛みしめながらの遺品整理。共感します。
25歳の時に父が肺がんで亡くなりました。
両親は離婚していたので葬儀などは親戚に手伝っていただき滞りなく済ませる事が出来ましたが、遺品の整理は妹21歳のと二人でする事になりました。
両親が離婚して以来、母親と二人で暮らしていた私は父の暮らしていた実家に帰ったのも、父は無くなるまでホスピスに入院しておりそちらへ通っていたので葬儀の時が約三年ぶりでした。
懐かしい思いが込み上げて来ましたが久しぶりに入った自分の生家は父が一人で暮らし始めてからの年月を感じさせるように、記憶とはかなり替わっていました。
仕事が休める日数も限られていたのでとにかく仕事の書類と、置いておく品、そして処分してしまう物に分けて行く事になりました。
子供の頃からあまり入った事の無かった両親の部屋に入ると、あまり実感がわいて居なかったのですがもう父には会う事が出来ないんだと悲しみが込み上げて来ました。
妹と暫く涙して、大まかな掃除をしながら作業をスタートしました。
父の来ていた服を処分するのにはかなり抵抗がありましたが、もう誰も着ないのだからと心を決めて処分して行きました。
途中父が学生の頃から集めていたレコードが大量に出て来たので、それは業者に引き取ってもらう事にしました。
たった一人の人間の所有物ですが片付けには丸二日かかりました。
そしてその途中で父の免許証入れが出て来たのですが、そのケースの中に私が高校生の時に母と妹と出かけて取ったプリクラが大切に入れられていました。
それを見た時は涙が止まりませんでした。
父の遺品整理はとても辛かったのですが心の整理をする手助けにもなったと思います。
父の免許証入れは形見として大切に保管しています。