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2018-02-25

祖父が亡くなる直前まで書いていた日記

今日はSさんより頂きました。ありがとうございます。祖父様の愛の言葉がいっぱいのノート、本当に素敵です。


料理人を目指していたが戦争により諦めた私の祖父の遺品整理をしていた時の話です。

私の祖父は誰にでも平等に優しく、私たち兄弟従兄弟2人だけに留まらず親戚全員大好きだった祖父。
本当に優しくてユーモアのあふれる相当な人格者で亡くなってそろそろ七回忌を迎えようとしています。

誰にでも優しかった祖父は、祖母も知らないうちに毎日日記をつけていました。

それを祖母が知ったのも、私の成人式1週間後に祖父が亡くなったあと、従兄弟家族、私たち家族と祖母で遺品整理をしていた時の事でした。

日記には祖父らしい丁寧だけれどカクカクしていてはっきりと読みやすい字で、毎日たくさんの事が記録されていました。
何冊もあり、1冊1冊読んでいると何日もかかってしまいそうだったので母と2人で最新のノートの最後の方数ページだけを読むことにしました。

亡くなる半年近く前から病で床についてしまっていた祖父ですが、私が成人式に行かずに祖父に会いに行った時に祖父が選んだ着物を着ていた事や、近所に住む従兄弟が遊びに来てくれた事、孫たちへの心配もたくさん書かれていましたが、一番多かったのは祖父が一番大事にしていた祖母への愛と、祖父のお母さんへの感謝の言葉でした。

「嫁には楽もさせてやれず申し訳なかった」
「こんなに何も出来ない俺に本当によくしてくれている」
「感謝している」

溢れんばかりの愛の言葉でノートのほとんどが埋まっていました。

祖父母が顕在だった頃は言葉遊びと称して日常会話の半分くらいが喧嘩口調だったのもあり、幼い頃は仲が悪いのかと疑っていた時期もありましたが、自分が恋人が出来るようになるとあれが祖母たちの会話の仕方だったのだと学ぶことも多く、今でも憧れの夫婦だし、天国でもきっと2人で手を繋いで喧嘩口調な会話を楽しんでるのではないかと思っています。

そんな私も最近結婚した旦那とそんな素敵な夫婦になれたらいいなと思っています。

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※ブログの記事は、遺品整理、生前整理等に関する体験談を公募して書いて頂いたものです。当事務所のお客様の声ではありません。
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